【ピアノ選び】ピアノの見た目による音色の違い~鏡面と艶消し仕上げ~

こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
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今日はピアノの見た目による音の違いについて。
見た目というのはつまり塗装仕上げの種類という事になりますが、ざっくり分けると4種類になります。

黒艶出し(ピカピカ)
黒艶消し(マット仕上げ)
木目艶出し(ピカピカ)
木目艶消し(マット仕上げ)

ここからちょっと難しい話になります。
ここで重要なのは、見た目の違いではなく塗料の種類です。基本的にピカピカの仕上げの塗装には硬い塗料が使われています。
この硬い塗料はピアノ全体の支えの助けになるので、フォルテッシモで弾いてもそのパワーで音色が破綻する事なく、またその硬さでキラキラした輝かしい音が出る傾向にあります。

これに対して艶消し(マット)仕上げ、特に木目のブツブツが出てるような塗装には基本柔らかい塗料が使われているため、楽器全体がよく振動してくれる傾向にあるので、音色の幅は広く、また弱い音も増幅してくれます。

また外装に使われている木材の特徴が音色によく反映されるのも艶消しピアノの特徴です。

注意点についての補足として、艶消しピアノでも硬い塗料が使われているピアノもあれば、その反対にピカピカだけれども柔らかい塗料が使われているピアノもあったりするので、一般の人がこれを判断するのが難しいパターンもあったりします。

そういった場合には、お店に人に聞いてみる、あるいは調律師さんに一緒に来て頂くのが良いかと思います。

さいごに

感じ方に個人差はあれど、塗装の仕上げと音色の相性がメーカーによっても違ってくるので、例えばピカピカのピアノの音があまり気に入らないと思ったとして、同じメーカーの木目艶消しを弾いたらすごく良かったなんて事も結構あります。
ぜひピアノ選びの参考にしてみてください。

読んで頂きましてありがとうございました。

としさん@津久井俊彦