電子ピアノの普及によって調律師の数が減っている。
電子ピアノが増えれば調律師の仕事は当然減っていくわけで、その人数が減っていくのも想像が出来ます。
ただ問題は調律師が圧倒的に不足していること。正確にいうと20代、または調律師を目指す若い世代の人たちです。
調律の専門学校が次々に閉校しているのもこれが原因でしょう。
こういった時に「もうピアノが売れない時代だから」、「仕事がなくて未来がないから」と僕たちが言うのは簡単です。
ですが、1番の要因は「憧れる存在でないから」ではないかと個人的に思います。
子どもの将来なりたい職業No1がYoutuberなのは「楽しそうだから」が1番の理由だと思います。ただ新しいボールペンを買うだけの内容を大人があれだけ楽しそうに字を書いていれば、子ども達は当然憧れます。
同じように最近Youtubeで有名になっていくピアニストが増えています。このブームが今後どうなっていくかはわかりませんが、このまま続けば10年後には彼らに憧れて音楽の道を選ぶ子どもたちが増えているのではないかと思います。
調律の仕事もやりがいがありとても面白いので、こういったことをYoutubeで上手く発信していくのもありなのかなぁと最近考えています。