こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪
帰国してからピアノ探しについて相談を受けることがよくあります。
内容は様々で、ある程度の目星が付いていて最後の一歩が不安で踏み出せない方、探し始めはしたがネットの情報が多過ぎてどれが正しいのかわからないという方、 まさにピアノを探し始めたところで何がわからないかわからない方など、プロアマチュア問わず色々な方々からご相談を頂いています。
ピアノって通常人生で1度きりの買い物ですし、普通に考えて失敗はしたくないですよね。
例えば先に書いた最後の一歩が不安という方の時は、近くであればピアノを見に行って正直に思ったことをお伝えしたり、探している最中という方には僕の個人的に考える探し方や、近くに信頼できるお店があるかを調べたりしています。
その中で結構聞かれるのが、「としさんはピアノを売ったりしないんですか?」です。
正直に書くと、もちろん自分のお店が持てればいいなぁなんて思う事は多々あります。ですが現時点では諸々余力が無いのとフットワークを今は重視したいのもあって、お店を持つことについては考えていません。
ここでタイトルにもある、「お店を持たない強み」を感じることが最近とても多いです。
僕がピアノ探しについて相談を受けた時に重視しているポイントがありまして、それは”本音で話すこと”、そして”断定しないこと”です。
断定しないこと
ピアノを探し出すとわかるのですが、ピアノ屋さんや調律師さんによって書いてあることが本当に違います。そのせいでどれが正しいんですか?となってしまうのですが、基本的にはどれも間違いではありません(ややこしい書き方ですみません)。。
調律師さんであれば、それまでの調律師人生で得た経験というものもあり、これを基に情報を発信しているわけです。この”経験”の部分が人によって様々なので、書いてあること、言うことも違ってくるということです。この内容については、同業者としてリスペクトされるべきだと僕は考えています。
自分の経験で言えばオーストリアやヨーロッパでのメーカーの評判や、彼らがどういった基準でピアノを選んでいるのかなどはお伝え出来ると思います。
こういった事から、相談があった時にはまず色々な考え方があるという事をお伝えすると共に、「○○です」のように断定せずに、「僕は○○だと思います」のような伝え方を常に心掛けています。
本音で話すこと
もう1つの本音で話すという事ですが、これはどちらかというと本音で話すというよりは「本音で話しているとわかって頂くこと」が大切だったりします。
ここで自分のお店を持たないことが役に立ってくれています。
自分のお店にあるピアノを勧めるのと、他のお店にあるピアノを勧めるのとでは、後者の方が何もせずとも信頼度が勝手に増してくれる事もあって、信頼関係の面でとても助かっています。
また、ご相談頂く方々も新品グランドピアノを検討されている方から中古のアップライトピアノまで、単純に金額でいっても幅がとても広いです。これらを全てカバーするお店を持つのは物理的に難しいです。(もちろん持てたら最高です。。)
全てのピアノ屋さんをショールーム替わりに
日本ではフリーランス調律師として仕事をしているわけですが、ピアノ探しの相談を受けたからにはその方には間違いのない買い物をして頂きたいですし、良いピアノと出会ってほしいというのがやっぱりあります。
この時に相談内容やご予算、地域によって日本中のお店や調律師さんを紹介出来るのは、ある意味「お店を持たない強み」だなと感じます。
最終的に良いピアノと出会ってくれさえすれば、その後にはとても充実した生活が待っているわけです。そしてピアノが届いてお子さんがキャッキャ言いながら弾いている動画が届いたり、「ピアノ未経験のパパさんが一番弾いてます」なんてメッセージを頂くと僕も最高に幸せな気分になります。
ある意味自分のためかもしれませんね。微力ながら少しでもこういった事の役に立てていければいいなと思います。
相談についてはトシブログの問い合わせフォーム、各SNSのDMからお気軽にメッセージください♪
読んで頂きましてありがとうございました。
としさん@津久井俊彦