こんにちは!としさん@津久井俊彦です!
横浜を拠点にピアノ調律師やってます♪
業界初の全国規模でのオンラインピアノコンクール、全日本ピアノeコンクールの選曲編です。
選曲については曲目一覧などや必ず弾かないといけない曲などは無いようですね。コンクールなんて人生で一度も受けたことが無いので、コンクールの常識というものが僕にはありません。(もちろん調律ならもありますよ。)
ここでは僕の記録用としてまとめていこうと思います。
コンクール受けたことがない方はひょっとしたら参考になるかもしれません。
念のため公式ホームページはこちらです。
概要・審査というページに選曲について載っています。
演奏曲目
公式ホームページにはこのように載っています。
- 予選、本選、いずれも自由曲制です。
- クラシック音楽以外で審査が不可能な曲、楽譜が出版されていない曲、音楽著作権を侵害する曲(作曲者没後70年以内)、自作曲では申し込めません。
※著作権に抵触する可能性がある曲に関しては動画公開を控えさせていただきます。 - 予選・本選を通じて同じ曲でも、違う曲でも自由に申し込みができます。
あくまでもクラシックなのでご注意を。オンラインでの配信になるので著作権に引っかかると配信できなくなってしまいます。公式に楽譜が出版されている事が条件というのは、楽譜がないと審査にならないからですね。僕もデームス氏の曲でも弾こうかなと思ったのですが、他の曲を選ぶことにします。
選曲方法
ここでもまず公式ホームページに載っている内容を書きますね。
- 短い1曲のみの演奏や、短い曲を2曲~3曲組み合わせる事もできます。(曲の増減・変更はできませんが曲順の変更は可能です)
- 複数の楽章を組み合わせる事や、組曲、変奏曲を抜粋することもできます。申し込み時に抜粋や省略などの記載がなくても、審査に影響はありません。ただし、楽章が未記入の場合は第一楽章からの演奏となります。
- 自由曲制のため、見本になる曲目一覧はありません。得意な曲、好きな曲などを自由に選択してください。
それぞれの級で演奏時間が決まっていて、その中であれば何曲でも弾いて良いそうです。下に表を貼りますね。
2番の内容は最初僕には難しかったのですが、例えばベートーベン月光ソナタの第1と第3楽章、またはきらきら星変奏曲からいくつか選んで弾いても良いよって事ですね。申し込みの時には楽章の記載は必ずしないと、第一楽章からという事になってしまうようです。審査員の方は楽譜を準備されているためかもしれないですね。
3番は得意な曲、好きな曲を弾いてくださいという事で、コンクールってロマン派ソナタ1つ、ショパンエチュード1つ、バッハの平均律から1つみたいな感じで音大受験みたいなイメージがあったのですが、好きな曲を弾けるというのは僕としてはありがたいです。
たまに調律の時に本当はショパンが好きでショパンたくさん弾きたいけど、コンクールの曲にずっと追われているなんてお子様もたまにいたので、自分が大好きな曲で本気の審査をしてくれるのもこのコンクールの良いところかと思います。
学年 | 演奏時間 | 予選参加費(税抜) | 本選参加費(税抜) | |
A級 | 小学1~3年生 | 4分以内 | 4000円 | 8000円 |
B級 | 小学4~6年生 | 6分以内 | 5000円 | 10000円 |
C級 | 中学生 | 8分以内 | 6000円 | 12000円 |
D級 | 高校生 | 12分以内 | 7000円 | 14000円 |
E級 | 大学生 | 12分以内 | 7000円 | 14000円 |
F級 | 一般 | 12分以内 | 7000円 | 14000円 |
審査基準
カテゴリ | 配点 | 項目 |
---|---|---|
表現力 | 50 | 響きの美しさ、拍節感、自発性など |
音楽の構成力 | 35 | メロディと伴奏のバランス、ドュナーミク、テンポなど |
演奏の正確性 | 10 | ペダリング、暗譜の精度など |
曲の難易度 | 5 | 各級相応の選曲 |
これは選曲のためにとても重要な情報ですね。
各審査員が実際に100点満点で採点するのですが、その点数の振り分け表です。
他のコンクールがどうかわからないのですが、このような点数の振り分けがはっきりしていて、かつ本選出場者の点数は公表されるとあって透明性の高いコンクールだなと思います。審査員も責任重大ですね。
コンクールってどうしてもしょうがない事だとは思うのですが、99%会場中の聴衆と審査員を魅了していても最後の1%でミスタッチしたら先には進めないんですよね。厳しい世界って事だと思いますが、この全日本ピアノeコンクールはこの表から見るに技術面よりも音楽性を見られるコンクールでしょうか。
プロの世界でもその後ピアニストとして活躍するのは1位だった人よりも聴衆賞のピアニストだったりしますもんね。
でも何回も撮影できるわけですし、ノーミスの最高のテイクを用意できるよう頑張るつもりです。
ただとにかく難しい曲を用意する必要はなく、本当に自分が好きな曲で参加できるコンクールって事です。とりあえずショパンのノクターンでエントリーしたわけですが、変更も可能なので12分以内でかつ暗譜出来る曲を選ぼうと思います。
人生初めてピアノコンクールに申し込んでから、理由はわからないのですがなんとなくピアノを弾くモチベーションが今すごく高いです。弾きたい曲探しに熱中しています。人前で弾くとかでなくても目標があるってこういう事なんだなと実感していますし、この目標がコロナでなくなった時の衝撃ったらもう想像できないです。そういう意味ではコンクール受けたことない僕のような一般の方はもちろん、お子様にとっても良い事あるかもしれません。
この新しい形のコンクール。
記録しながら練習など頑張っていきます!
その他詳細については公式ホームページに載っています。
全日本ピアノコンクール
以上になります。
読んで頂きましてありがとうございました。 としさん